赤ちゃんが生まれてからは行事がいろいろあります。
生まれて7日目にお七夜(おしちや)、生後1か月目にはお宮参り(おみやまいり)、そして生後100日目にはお食い初め(おくいぞめ)があり、パパママは準備に大忙しです。
筆者の実家は古風な文化なので、お食い初めには「お頭付きの鯛」を用意したりと結構気を使いました。

このあと祖父母を含めた家族全員で鯛を食べたのですが、意外に面倒なのが魚のゴミ処理問題。
デカい頭はそのまま残るし、丈夫な背骨がゴミ袋を突き破るしと、準備から最後まで手間取りました。
「今風のお食い初めはもっとカジュアルであるべきだ!」と思ってしまいます。
とはいえ記念に残るものなので、ちゃんとお祝いしたい気持ちもあるわけです。
そんなモヤモヤした気分を解消してくれる代用食材を富山県で見つけたのでレポートしていきます。
富山の伝統文化「細工かまぼこ」がお食い初めにぴったり

画像 梅かま公式ページ

なにこれ!めちゃかわいい!



ほんとだ!めで鯛!
富山県では昔から「細工かまぼこ」が結納や結婚披露宴の引き出物として使われています。
この他にも誕生、入学、卒業、還暦、引っ越しなどなど。おめでたい行事に広く利用されています。
実際にお祝いの場で使われているものなので、お食い初めで使う「お頭付きの鯛」の代用としても見劣りしないクオリティです。
かまぼこなので骨などのゴミも出ませんし、写真映えもバッチリです。
元々「お頭付き」の魚を用意するのは頭から尻尾まで、つまり「最初から最後まで全うして長生きしてほしい」という願いが込められています。
その点でいうと「お頭付きの鯛かまぼこ」でも同じ願いを込めることができそうです。
蒲鉾専門店「梅かま富山マルシェ店」でかまぼこ話を聞いてみた




富山駅内にある「きときと市場 とやマルシェ」内にある蒲鉾専門店「梅かま」さんを訪問しお話を聞きました。(許可を得て撮影させていただきました)
細工かまぼこは皆でお祝いを行った後に切り分けて、親しい人や近所に配るそうです。今で言うところの「シェア」ですね。
幸せをシェアするという、なんとも素晴らしい文化です。
しかし富山県では若者の「かまぼこ離れ」が深刻化しているとのこと。



はじめて聞いた◯◯離れだ
一方で「幸せシェア」が県外で注目され、細工かまぼこの地方発送が増えてきているそうです。
良い文化なので、もっと広まればいいなぁと思いました。
この細工かまぼこは、職人が一つづつ手作業で作っているので同じものは存在しません。
店頭で陳列されている商品はそれぞれに個性があり、中にはユニークな顔をしている鯛がいたりもするそうです。
鯛以外にもバナナ、すいか、タコなど可愛い細工かまぼこがたくさん並んでいますので、選ぶのが楽しくなってきますね。
富山に来た際には足を運んでみてはいかがでしょうか。
梅かまとやマルシェ店
〒930-0001
富山県富山市明輪町1-220
きときと市場 とやマルシェ内
TEL.076-441-1176
お食い初め用におすすめの細工かまぼこ
細工かまぼこはネットでお取り寄せもできます。
お食い初めだけでなく様々なお祝いの場でも活用できそうです。
大人数が集まるお祝いの場ならば
もし祖父母や大人数が集まるなら少し大きめのサイズを用意してボリュームを出した方が盛り上がるかと思います。
鯛、紅白、松、竹、梅、海老などが入ってるセットならば、箱の大きさは約26.5cm×36cm×6.5cm。なかなかの迫力です。
賞味期限も未開封冷蔵で約20日持ちますので、事前の準備にぴったりです。


少人数でお祝いするならば
夫婦だけで祝うなら小さめサイズでもOKだと思います。
鯛かまぼこ約375g、寿の文字入りかまぼこ約250gがそれぞれ1枚ずつ入った組み合わせならば、箱サイズが約16.5cm×27cm×5cmでちょうどよいサイズ感です。
家族以外へのお祝いギフトにも使えそうですね。


まとめ
「お食い初めにお頭付きの鯛を用意しなきゃ」と準備を考えている人におすすめの「細工かまぼこ」
代用品として使えるポイントをまとめると…
- 実際にお祝いのシーンで使われている
- 魚のゴミがでない
- 冷蔵保存でき事前準備にぴったり
- 写真映えして思い出になる
とメリットばかりです。
伝統的な「焼き鯛」もいいですが、もっとカジュアルに祝いたいという家庭におすすめです。



以上「こどもをそだてる」のジャンル記事でした。
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