シースター株式会社から発売されている電動鼻水吸引機「メルシーポット」は多くのパパママから支持を得ています。
うちの家庭でも子供が風邪を引いたタイミングでメルシーポットを購入することになりました。
以前からハンディタイプの鼻水吸引機を使っていましたが、据え置きタイプとの違いにビックリ!
筆者が実際に使ってみたレビューと使い方のコツを紹介します。
【機器の選び方】鼻水吸引機は「吸引圧」で選ぼう
大は小を兼ねる、という言葉がありますが鼻水吸引機においてもそれが言えます。
粘度の低いサラサラの鼻水や、鼻の手前側にある鼻水ならば比較的簡単に取れます。
しかし粘度の高いドロドロ鼻水や、鼻の奥側にある鼻水はそうはいきません。吸引圧の弱い鼻水吸引機ならば太刀打ちできない強敵です。
筆者も苦戦していましたが、メルシーポットを購入してその悩みが解消しました。

メルシーポットを購入して大正解でした
我が家では息子が生後4か月頃に、コンビのハンディ鼻水吸引機「C-62」を購入しました。


購入した当初は不満もなく使っていましたが、7ヶ月をすぎる頃からパワー不足を痛感。電池を交換し少しはマシになりましたが根本的な問題があると考え、それぞれの吸引圧を調べてみました。
メーカー | 機種 | タイプ | 吸引圧 |
---|---|---|---|
コンビ | C-62 | ハンディタイプ | -62kPa±15% |
シースター | S-504 | 据え置きタイプ | -83kPa±10% |
メルシーポット「S-504」の吸引圧はコンビ「C-62」に比べて約1.3倍の差があります。
実際に使用してみるとその数値以上に鼻水がとれる気がします。
※筆者の使用感です。
【どちらを選ぶ?】ハンディタイプと据え置きタイプのメリットデメリット
吸引力は物足りないものの、ハンディタイプにも利点はあります。
コードがないので、どこへでも簡単に持ち運ぶことができます。
一方、据え置きタイプは電源コードが必須なのでモバイル性能には欠けます。そして重い!
メーカー | 機種 | タイプ | 重さ |
---|---|---|---|
コンビ | C-62 | ハンディタイプ | 130g |
シースター | S-504 | 据え置きタイプ | 1,020g |


頑固な鼻水を取る自宅での主戦力としては据え置きタイプを。
お出かけ用にハンディタイプを。
シーンに合わせて使い分けするのがお勧めです。
【正しくマスター】メルシーポットの使い方
まずは全ての部品が正しくセットされているか確認する
「あれ?吸引しないぞ?」使用初日に問題が発生しました。
よく確認すると部品がキッチリ接続されておらず圧が逃げていたようです。子供がホースを引っ張ってしまい接続が緩んでいました。
パッキンの緩みなどにも注意し、しっかり吸引ができるようにしておきましょう。
電源を入れシリコンノズルを鼻腔へ差し込む


メルシーポットの電源を入れると吸引が始まります。
「ブォォォォン」という音が少し気になりますが、パワーを出すためには必要なのでしょう。
子供の小鼻の横を少し引っ張り、鼻の穴を広げてからシリコンノズルを差し込みます。
この時、ノズルを顔に対して90度になるように差し込みます。
鼻の中は複雑な構造をしており、その中に「鼻水ポイント」と呼ばれる場所があります。
明確にそこを見つけることは困難なので、ノズルを少しずつズラしながらポイントを探っていきましょう。
強引に鼻水を吸引しない
鼻水を強力に吸い取るメルシーポットですが、子供の状態を見ながら適切に使用することが大事です。
メルシーポットは0か月から使えるとメーカーの公式ページに書かれています。ですが小さい子ほど気をつけて。
6割から7割くらいの圧を意識しながら少しずつ鼻水を取るようにしてください。
メルシーポットの吸引圧の調整方法
メルシーポット本体には吸引圧の調整機能はありません。
シリコンノズルを鼻腔に隙間なく差し込むと吸引圧が最大となります。逆に少し隙間を空けたり鼻腔から離すと吸引圧が下がります。
少しずつ様子を見ながら吸っていきましょう。
【おすすめ】鼻奥の鼻水を吸引するコツ
喉に近い場所にある鼻水を吸引するのは非常に困難です。粘度の高い鼻水は中々吸い出せません。
そこで試してほしいのが、お風呂上がりのタイミングで使用することです。
お風呂上がりで体が温まっている時は鼻水が出やすいので、絶好のチャンスです。
また部屋の湿度が高い状態の方が鼻水が固まりにくいので、加湿器の利用も有効だと言えます。


それでも吸い出せなかった場合は無理に吸引するのではなく、一旦諦めてしばらく時間をおいてから吸引してみましょう。
子供の状態を確認しながら、何回かに分けてトライしてみてください。
【奥義】鼻水吸引時に子供の抵抗を押さえる方法
生後4か月の頃は抵抗する力が弱く、普通の抱っこ状態で鼻水吸引が可能でした。
しかし7か月以降は徐々に力が強くなってきて、鼻水吸引をすると脱走してしまうようになりました。
当初は夫婦二人がかりで押さえつけながら吸引を行なっていましたが、ふと気がつくとかなり力が入っていました。
赤ちゃんの体はすごく繊細なので、大人の力で無理に引っ張ったり押さえたりすると怪我をしてしまう可能性があります。
とはいえ、暴れて顔を横に振るとシリコンノズルで鼻の中を傷つけてしまうので固定は必要です。
押さえつけるイメージとしては柔道の「上四方固め」(イメージしにくい?)
転がって逃げようとする相手に対して肩の支点を固定し、少ない力で押さえ込む技です。
形は少し違いますが原理は同じ。下記のように押さえます。


足で赤ちゃんの両肩と顔を固定してしまえば、力を入れることなく押さえ込むことができます。
力の弱いママ一人でも、嫌がる子供の鼻水吸引ができるはずです。
ですが、できる限りパパママ二人で協力してやさしく安全に行なってくださいね。
【余談】大人の筆者本人が使ってみた感想
メルシーポットのマニュアルにも書いていましたが、子供に使う前に感覚を掴むため自分でも使ってみることにしました。
感染を防ぐため子供とは別のシリコンノズルを使います。



「ずびーー」と吸われる感覚が気持ちいい
片側の鼻を吸っている間は、もう片方の鼻でちゃんと息ができます。
しかし両鼻が塞がってしまうと少し違和感を感じました。耳に陰圧がかかるようで、長時間その状態が続くと良くないようです。
子供に使う場合も注意し、少しずつ吸引するようにしましょう。
【まとめ】正しい使い方を心がけよう
今回はメルシーポットの使い方やコツを紹介しました。
こつめパパ流の使い方も含まれていますので、参考とする際は自己責任としてください。
メーカーの取扱説明書もよく読み、正しく安全に使用することを心がけてください。





以上「こどもをそだてる」のジャンル記事でした。
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